今回はコロナ禍での交際に起きた悲喜こもごもの出来事のうち、今回は29歳男性の結婚STORYのご紹介します。
コロナ前の3月29日土曜日にお見合いをした男性Aさん29歳。

相談所に入会してから1年がすぎて、ようやく結婚のビジョンがしっかりしてきた時期でした。
「今度こそは!」と渋谷セルリアンタワーでお見合いに意気込みました。
相手は同じ29歳の東京都下の女性です。「こんな自分に申込してきてくれて嬉しい」と、と当日はスーツを新調して(丸井通販のSALE)、髪型も美容院で習った通りワックスでキメてお見合い場所に現れました。

入会当初の彼

お見合いの話の前に、思えば一年前に入会面談に来た時は、温厚そうな人柄がにじみ出ているものの、オドオドして寝起きの髪に着古したネルシャツで登場。
私は内心「内面と外見を磨かないとお見合いしても最初はフラれてしまうかも・・」と思いました。
けれど、老若男女問わずに好かれそうな、素直な性格と誠実さは彼のウリでした。

思った通り、最初は惨敗

入会当初の思惑通り、最初のお見合いは緊張しすぎたのか「目が泳いでいた」「話が盛り上がらなかった」と女性からフラれてしまいました。

そのため、「このままお見合いを続けていても精神的に傷ついてしまうだけ」と思い、男性向けの「お見合いで成功するセミナー」や「セットが上手い美容院」書籍「お見合い必勝ガイド 男性編」など面談を重ねて「女性が結婚したい」と思う内面や外見を勉強してきました。

目覚ましい成長ぶりが見えてきたキッカケ

それらの勉強をしながら、お見合いパーティに参加してゆき、女性とのコミュニケーション慣れをしてゆきました。
婚活パーティは、よくある回転形式やフリートーク系でなく、趣味やイベント系(漫画や料理やお花見イベント)などリラックスしてカジュアルに臨めるもの。また、それらのパーティは、単発型の巷のパーティ会社のものでなく、会員制のパーティ。彼のように素直だと騙されやすそう(Aくんゴメンなさい)なので相手の相談所がしっかりしているところ、または日本仲人連盟の会員制のパーティに、1~2カ月に1回で価格が3000円~6000円のもの。

半年もしたら、「色々な方と楽しくお話しできて、楽しいです」と変化してゆきました。(男性ともお話しするAさんだったので、「皆がんばっているのだな。自分も頑張っていることに恥ずかしさがなくなりました」と、婚活に前向きにもなりました)

それから一年後のお見合い

ようやくお見合いも相手をリードして、交際になっても電話やLINEを頻繁に出来るようになった頃、3月29日のお見合いとなりました。

プロフィール写真では分かりませんでしたが(スナップ写真を使用していた彼女)、直接お会いしたところ、A●B48に在籍しているような、今時風の美人な女性でした!

目出度く交際になりましたが、実はこれからが大変。相手に「結婚を意識してもらう」事が出来るかどうか。。しかし奇跡のように成婚になりました。

コロナ禍という事が後押し

交際初期は、LINEで「今日食べたもの」や、よくあるオンラインゲームの「あつ森」などをしていた彼。
最初は良いかもしれないが、そんなことばかりだと先に進まないのは明白。

そこで「結婚したらどんな家庭にしたいか?」「どんな休日を過ごしたいか?」「どこに住みたいか?」など聞いてみたらどうかとの提案に

「相手の気持ちが固まっているか分からないに、そ、そんな質問をしてドン引きされたら怖い」と彼。

「まず、自分は彼女の事を好きなのか?結婚したいと思っているのか?」と尋ねたところ、「自分は好きです。そしてコロナ禍で一人暮らしが不安になり直ぐにでも結婚したい」と彼。

そこで勇気を振り絞って彼女に聞くことにした彼。もう1か月交際して毎日のようにLINEしているのなら早めに確認して、もしダメであればお互い時間の無駄になるので仕方ないと思うことに。

一人暮らしの彼女。コロナで不安だった

彼が勇気を振り絞って「結婚後はどこに住みたい?」と尋ねたところ、彼女は「一人暮らしでとても不安で、そう聞いてくれて嬉しい(涙)」と答えてくれた。「私からそう聞いたらドン引きされそうで言えなかったけど、早くに一緒に住みたい」と言われました、と彼。「お互い同じ気持ちだったんです。男の自分から言わないといけないものだったんですね」

彼は結婚後に「養ってゆけるか?」「ご両親に気に入られるか?」など他にも不安がたくさんあったものの、彼女のその一言で不安も吹っ飛んでしまい、コロナ自粛解除の目処がたった5月24日、晴れてプロポーズ。晴れて成婚退会。

コロナ禍が後押し

社会情勢によって、何でも話せて支え合うパートナーがいるとかなり心強い。
特に一人暮らし同士は、ソバに信頼できる夫・妻がいるだけでも精神的に安定する。これから二人で生涯の伴侶として幸せになっていって欲しいと心から思いました。

二人でご挨拶にお見えになり、「成婚退会後には新居探しに不動産屋さんを回ったり、リーズナブルに挙式できる式場を見学したりします」と微笑まして幸せそうでした。これからも見守ってゆきたいと思います。