コロナ禍での婚活は悲喜こもごもだと思います。
会社の関係で不要不急の外出を控える必要がある為に、お見合いを延期している方、交際が滞っている方、または婚活自体をお休みしなければならない方など。

その様な中でも「コロナで社会不安が募り、早く結婚したい」という方も少なくありません。コロナ感染防止対策を守りつつスピーディーに婚活をする方もいます。

今回の結婚STORYは、コロナ直前でお見合いをして、僅か2週間で成婚になったカップルのお話しです。

幸せを掴んだ38歳女性との出会い

横浜市A子さん(38歳/医療関係)から、お友達のご紹介を通してお問合せがあったのは2月中旬。コロナはこれほどまでに広がるとは予想もしていなかった頃です。
とある喫茶店でお会いしました。小柄でなので、こちらを見上げるような瞳が子犬のようで、守ってあげたくなるような可憐で純粋な雰囲気の女性でした。
「以前、他に入会し婚活をしていましたが、初めて会う相手との会話に気を遣ってしまい疲れて休会してしまいました」とのこと。
累計すると長い間 婚活をしていたそうで、婚活マニュアルに沿って努力もしていたそう。

けれど、特筆すべきはA子さんがお料理が得意なこと。多く作りすぎてしまう時には近所の友人や会社の同僚に配るような心の優しい家庭的な女性。

「この方ならお嫁さんにしたいという男性が沢山いるはず」と確信しました。

婚活が上手くゆかなかった理由

結婚相談所でも婚活アプリでも、開始直後は数名からお申込みがあります。その中で数名お会いして、好みの相手ではない場合は、次に自分自身で好みの相手に申込をするのが一般的かと思います。

自分の理想の相手から思うような申込がない場合は、自分で申込むしか道を切り開く方法はありません。

けれど、自ら申込みした場合は『辞退』されることが多く、 婚活した人なら殆どの方が経験する『婚活疲れ』を辿ってきたのだな、彼女の気持ちを深く理解できました。

ちなみに、『相手から辞退される』という事は、単に「好みでなかった」という事だけでなく、相手側の「交際が進んでいる」「仕事などの都合でログインをしていない」などの理由があるので、落ち込む必要がない事も多くあります。

A子さんは ほぼネットだけで、申込みをした挙句、理由が分からず辞退されたり、申込まれた相手の細かいバックボーンも分からずにお見合いをしていたそうです。
「プロフィールだけでぴったり合うか合わないか」を事前に判断しにくく、その様な状態で戦ってきたのが、婚活疲れを起こしたのが原因だったようです。

婚活疲れを起こさない方法で活動する方法

横浜結婚STORYも、サイトを通じて相手から申込みが来たり、自ら申し込んで双方OKをしたら「お見合い成立」となるわけですが、

A子さんへは
「無理して疲れないように、当面は私が登録者一覧の中からA子さんがお会いしたいという相手を、事前にお見合い可能かを先方へ認した上でお見合いをしましょう」という方法を提案しました。

ある程度の相手の情報を先に伝えて「こんなところが合っていると思いますよ」と提案した相手をお会いすると、緊張も少しは解けると考えたからです。

なので、相手に申込みをして「辞退」または「回答期限切れ」が続いて傷ついていまうことの無いように二人三脚で婚活をする方法を取りました。
(人によっては、辞退も覚悟して申込めば、1~2名承認になる事が多いので、ドンドン申込む事で理想の方と成婚をする方もいます。それは、本当に素晴らしく、婚活勝者になる可能性は高いですが、かなり強靭な精神力を持ち合わせていなと凹みます)

初めてのお見合いで意気投合

A子さんの最優先事項は「年齢の近い人」でした。もちろん30代女性でしたら清潔感のある外見や居住地etc.諸々あるので、そちらも加味して、とある男性を提案しました。
一つ年上の39歳大手企業の男性。そちらの仲人さんに問合せたところ「是非、宜しくお願いします。こちらの希望とも合っています。包容力のある女性ですね!きっと気に入ると思います」との事。

AIマッチングならぬ、仲人マッチングとでもいいましょうか。コロナ自粛宣言直前にお見合いして、意気投合しました。

交際中から成婚までの経緯

お見合いの提案は結婚相談所のお仕事ですが、意気投合した後の交際からの成婚までの道のりは、本人同士の結婚への意識の高さが決め手です。

相手男性は、思った通り『家庭的で優しい』彼女に「結婚を直ぐに意識した」そうです。
メールや電話を週2~3回から始めて、週一ペースでコロナ禍を避けてお会いしました。お見合い直後にコロナ自粛宣言が発動されたので、お会いするのも大変!悠長に「映画」や「イタリアンデート」などしている状況ではありませんでした。
そのこともあってか、成婚が早まり、プロポーズはお見合いから約2週間後の4月22日、彼女のお母様への挨拶もかねてのプロポース。お母様ももちろん快諾でした。
翌月には入籍、彼の持ち家への引っ越し、と目くるめく展開でした。
最初にお見合いした方と2週間でのスピード婚。会社の方々や周りの知人からビックリされたそうです。

プロポーズの決め手

相手男性に決め手を聞いたところ「彼女は、一人暮らしで食事面大変ですね、と沢山のお料理を持参してデートに来てくれて心を掴まれちゃいました」とのこと。
沢山のお料理をいくつかのタッパに食べきれないほど持ってきてくれて、翌日も会社に持参して同僚に披露しながら?ほお張ったそうです。

沢山の婚活相手がいる中で、男性が彼女を見染めて積極的にメールや電話をしていったのに対し、彼女もそれを受けて、相手に好意をメールや行動で表す。
お互いの好意を示し合った先に成婚があります。
お互い気持ちがあっても、どちらかが受け身だと進まないものです。
仲睦まじい和気藹々としたカップルのご成婚でした。

誰にでも言えますが、30代後半からの、女性が見染められる決め手は『母性愛と包容力』

それらを持ち合わせているA子さんは、お見合い1回目の相手と、長い婚活に終止符を打ちました。
もう一人じゃない、素敵なパートナーと幸せを掴んだ38歳女性の素敵な結婚STORYでした。