先日44才の目黒区美容師さんと大田区在住の国家公務員さんがご成婚となりました。
美容師Yさんはどうやって異業種婚を遂げたのか、ご成婚エピーソドを綴ります。

マッチングアプリから結婚相談所に興味をもった理由

Yさん(当時42才)と知人を介して、初めてお会いしたのが2年前の秋。
美容師さんだけあって、美容や健康、服装など常に気を遣っていることが伺えました。

これまではマッチングアプリを利用していたそうです。
(マッチングアプリで幸せな結婚をしている知人もいるので、全てを否定することはないですが)
Yさんによるマッチングアプリを利用した主な感想は

①写真、年収、身長、経歴を盛ってある
②待ち合わせに来ない
③1〜2回もあっているうちに自然消滅する
④交際が続いて結婚の話を切り出したら連絡できなくなった

などでした。

結婚相談所での活動を開始

結婚相談所での活動は上記①〜④は無いのですが、それが取り除かれたら「全てハッピー」な活動ができるところでもない局面もあります。
その理由は、「全ての理想が叶う相手(≒結婚相談所でなくても、どこの世の中を探しても)いない」という現実が待っているからです。

それでもYさんのように女子力が高い女性は登録開始直後は「モテ期」が到来します。
Yさんは理想が高めでしたが、自分が希望する条件100%の男性ではなくても、中には「会ってみても良いかも」という興味を持てる素敵な男性もいて6〜7人を3ヶ月かけてお会いしました。

マッチングアプリとは違って、結婚への真剣度も高く、ましてや待ち合わせに来ない、結婚の話をした途端に連絡が取れなくなる、行方不明になる等は、連盟に所属している「結婚相談所」では考えられず、安心してお見合いができます。

けれど、ここである一つの問題がYさんに湧き上がります。
「真面目な方が多いのですが、その真面目さからなのか、気持ちが盛り上がりません。。」

自分から申込みをするのが開運の鍵

申込みをしてきた相手と盛り上がらない場合は、理想とする相手に申込みをしてワクワクする様な出会いを求めてゆくのが開運の鍵となります。
たとえ申込みが辞退されたとしても「相手が交際が進んでいるから」かもしれない。または「仕事で忙しくてログインしていない」ということもある。要は自分を否定されたワケではないと気にしないことが大切です。

Yさんは、そういったことは気にしない大らかな性格なので希望の男性に申込みをどんどんしました。

ところが、「年齢が近い」×「年収が1000万以上」×「外見が素敵」という三拍子揃っているとなかなか難しい。前述した不安が取り除かれたら「全てがハッピーになる」ではない局面です。
Yさんが申込みをした相談所さんに、男性の状況を確認すると、やはり「10才年下の女性からも人気があるので年齢が近い女性とはお見合いを受けない傾向にあります」という状態でした。

しかし、人脈の多い相談所では、その知人相談所さんから「A君は難しいですが、B君はお見合い可能ですよ」となる事が多い。申込みをした事がキッカケで『わらしべ長者』のように他の、条件が近い男性をご紹介いただけます。
そうして、人脈からのお見合いの第2フェーズが開始されました。

理想が高いと、やってくる「現象」「壁」

それでも、ワクワクしていた期待値とは違って、実際お会いしてみると「交際が断られる」「自分から断る」の繰り返し。
活動して半年もすると、条件から選んだお見合いを重ねても「自分の理想」≠「相手の理想」が噛合言わないことに気づいてゆきます。

Yにさんだけに限らず、アラフォーで婚活した経験がある女性なら感じるあの嫌な感覚。
・条件や相手を気に入っても、向こうの理想に自分が合致してない
・条件は合致していて交際になったとしても、どこか気持ちが盛り上がらない。退屈。

理想が高いと、誰しも出会う壁。いえ、理想がない人間なんていないので、理想があることは誰にも責められません。

結局、この壁に当たってから、Yさんは「会いたい男性がいない」と、活動1年ちょっとで休会することにしました。

大きな2つの打開策

3ヶ月もたったころ、Yさんが心配になり「コネクトシップ(ゼクシィ縁結びやパートナーエージェントなど10社の会員ともお見合いが組めるサイト)と加盟契約を開始したの、もし宜しければそちらで活動してみませんか?」と連絡をしました。マッチングアプリで再び活動をしていたYさんでしたが、滞っていたようで再びお会いしました。

「コネクトシップってなんですか」ということで、詳細を説明して、その新たなサイトで活動を開始しました。
程なく、大手都市銀行の男性や国家公務員(後に成婚したTさん)とお見合いが決まり、「とても素敵な男性でした」と順調な活動が再開されました。

新たなサイトの利用によってだけではなく、Yさんも活動を重ねたことにより、現実と自然と向き合うようになっていました。
「私、今までは年収が高く、年齢が近くてカッコいい人を望んでいましたが、年齢と外見への強いこだわりは捨てました。穏やかで年収があれば年齢は10才くらいまで幅を広げて外見は清潔感があればいいかなと思います」

コロナ禍で不安が大きくなり、体調も優れなくなって、気づけば44才。「こんなことをしていたら結婚できなくなる」と目覚めた事も、前進した大きな要因でした。

長い婚活生活に終止符


Yさんは最終的に、国家公務員(国税局)年収900万、穏やかで、育ちが良いことを伺える上品な雰囲気のTさんと成婚退会しました。
お見合い開始当初は、男性と交際しても「どうしたら相手の心をつかめるか」ということも分からないこともありましたが、一念発起した後のYさんは、「こんな奥さんがいたら一生楽しいだろう」と思ってもらえるような女性に変化していました。
Tさんの誕生日にはチョコレートで「ハッピーバースデー」と書いてあるのサプライズプレートを事前にレストランにお願いしたり、お会いする際は相手が楽しめるように笑顔を心がけたり。次第に相手男性は「居心地の良さ」を感じていったそうです。

20代の頃から様々な婚活を試してきた中で、「現実と向き合い学習を重ねる」ことと、「コネクトシップという新しい文化のサイトでの活動」という2つの大きな打開策をもって、長い婚活に終止符をうちました。
(今回のご成婚相手は、コネクトシップの中の「パートナーエージェント」さんでした。Tさんの担当カウンセラーさんとは交際中は、何度もメールやお電話で「気持ちの温度差がないか」をご連絡し合い、大変お世話になりました)

成婚退会祝い

ご成婚退会の後、目黒のレストランで初めてTさんにお会いしました。
交際中にYさんからTさんのお話は何度も聞いていまいたが、内心では「国税局の男性というと、気難しいのではないか?」と思っていました。が、「え?こんなに穏やかなの?」と驚くくらいおっとりして優しい男性でした。

普通に生活していたら出会える可能性が低かったのかもしれない、「異業種婚」。
玉の輿にのったような素敵なご成婚でした。
長い在籍中にYさんを勝手に妹のように思っていた私は、「こんな男性にならYさんを嫁がせても安心」と改めて思い、心の底から肩の荷が降りた気持ちでした。
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Yさんおめでとうございます!これからもお幸せに!