女性が結婚相談所で婚活をしていると、せっかく素敵な相手と交際になったのに、男性から断わられてしまうケースがあります。弊社で実際の分析で【交際辞退 理由TOP3】は以下です。
①愛想や笑顔がない女性、または女性らしさを感じない女性
②ご馳走が当たり前の女性(お金の問題ではなく、相手の立場の考慮が出来ない女性)
③相手への理想・要望が多く受け身(結婚への不安が大きい、または、覚悟がないため相手の依存度が高い女性)
お見合いから交際が成立して喜んだのも束の間、短期間で一方的に終了を告げられるとショックを受けると思います。しかし、実はその理由は、女性の条件やルックスなど根本の自信を揺るがすような内容ではないので落ち込む必要はありません。ちょっとした物事の考え方や行動が影響している事が殆どです。結婚相談所で活動をしている男性は思っているよりも繊細なので、相手を理解することで婚活が飛躍的に上手く進むことがあります。今日は男性が交際をお断りする理由から見えてくる「辞退される女性の特徴」を解説して、少しでも婚活開運の鍵となることを願っています。
お断りされても拗れず、参考にして向上することが婚活成功の鍵
女性が婚活をする場合、「この男性とまたお会いしたい!」と思えるお相手は、男性よりも圧倒的に少ないため、素敵だと思った相手のハートはガッチリ掴んでおきたいものです。それでも辞退されてしまったら他責になると拗れてしまいます。例えば「相手が悪かった、変な人だった、今にして思えば嫌なところがあった」などと相手を責めて次のお相手とも相手のせいにすることを繰り返す女性は、なかなか良いご縁に恵まれません。客観的に見ると、イソップ童話の「すっぱいぶどう」のキツネのようになります。
こんな時、「男性から交際を辞退されてしまうのは何故か?」と、真剣に自分の原因に対峙して、分析→学習によって向上する女性は、直ぐに素敵な相手に巡り会えるものです。次の章では、3つの理由を事例に当てはめて分かりやすく紐解いて行きます。
①愛想や笑顔がなくて交際を辞退され続けた35才女性の事例
35才の時に入会してきたエリさんは、M治大学卒業後に大手流通業界で働いていた優秀なキャリアウーマンでした。流通業界は、扱う商品の種類が多く、また流行によって商品の入れ替えが激しいためにとても大変な職業です。しかしエリさんは負けず嫌いで、給料も良い会社だったので歯を食いしばって仕事をこなしていました。しかも体型やスキンケアに気を遣う意識高い系美人で、プロフィール写真もノースリーブをモデルさんのように着こなし、相手からの申込みはかなりの数が来ていました。しかし結婚相談所では「申込み数=モテている」にはなりません。実際にお会いして交際になり、ぜひ真剣交際になりたいとなった場合が本当にお相手からモテているという事になるのでしょう。エリさんはお見合いはそつなくこなしたために交際になることがありましたが、問題は交際になってからです。仕事が多忙だと仕事帰りや休日にデートをしても不機嫌になることが多かったようです。そこでお相手男性からは「すみません…。一緒にいると緊張してしまい結婚は難しいので交際終了をお願いします」と毎回辞退されます。エリさんは辞退される度に「私もあの男性はお店を決めるのもモタモタしていたし、かえって終了になってホッとしています。これで良かったです」と、毎回同じ事を繰り返していました。しかし、相手は年収800万の同世代や時にはイケメンの年下男性でした。
しかし事件が起きたのはそれから3ヶ月後でした。エリさんは会社で上司と反りがあわずに部署異動が決まり、それを機に体を壊してしまったそうです。婚活も休会を勧めましたが、エリさんは一旦実家に休養のため二週間ほど帰省してから連絡があり「これからは仕事よりも婚活に力を注ぎたいです」と、心機一転、婚活に本腰を入れることになりました。
エリさんはこう話してくれました。「私、実は毎回お見合いの度に甘えさせてくれて頼れる人を探していたようです。自分よりも賢く稼げて優しい人。私が不機嫌になっても温かく包んでくれるような相手を求めていたんです。けど不機嫌はダメですよね。いつもフラレていたのはそれが原因と知っていたんですが、自分がそうだと認められなくて…。実は妹が最近結婚したんです。妹はかなりぽっちゃりしていて器量が良くないのですが、旦那さんはとても優秀で素敵な方なんです。それで体調不良で愛知の実家に帰省しているときに、妹の旦那さんと話す機会があったので「妹と結婚した決め手は?」と聞いたんです。そしたら、いつも笑顔で癒やされていたのが決め手だったと言われ、自分を反省しました。」それでエリさんは本腰を入れて婚活を再開したいという気持ちになったそうです。男性にとって女性の笑顔は最高の媚薬なのかもしれません。
また一方で、愛想が良くて笑顔もあるのに交際初期に辞退される女性もいます。北海道出身の38才ミホさんは、婚活歴が実に長いそうです。婚活は人それぞれのタイミングがあるので、長期でじっくり婚活してあるキッカケでパッと結婚するケースもかなり多いので気にすることはありません。しかし、原因が分からず様々な婚活方法を試してズルズルと数十年経ってしまう事には気をつけるべきです。女性の最も求められる対象年齢から外れると、申込みを受けてもらえなくなることになるからです。
ただし、私が入会から不思議だったのは、ミホさんは断られる要素が見当たらないことでした。スラッとした体型でブラウスとタイトスカートを着るだけで「素敵な婚活女子」に映ります。婚活マナーもYoutubeで長年学んできたと仰るだけあって、仮交際の段階では割り勘を心得て、相手の立場や都合を優先し、笑顔で感じの良い対応をします。
しかし弊社にて婚活を開始すると、理由が見えてきました。男性からの交際辞退理由は「ハキハキ受け答え女子」だったのです。うんと年上男性なら問題ありませんが、同世代男性をターゲットにしている場合、色気がないハキハキ学級委員長系の女性は「知人としては良い」ですが、女性としての魅力は感じられないのでしょう。相手相談所さんに詳しく確認したところ「最初はスタイルが良くて気遣いのある女性だと思ったのですが、交際を始めると生真面目な受け答えばかりで結婚相手としてイメージが湧かなくなってしまったそうなんです」との事でした。とても良い方でも真面目すぎると、結婚相手としてワクワクを感じなくなるのでしょう。女性が好意を持っている男性からそう感じられるのは悲しい事です。そんなミホさんにはこうアドバイスをしました。「家庭では、仕事場と同じような正確な受け答えや規則を守る場になると居心地がわるくなります。まず会話から変えてみたらいかがでしょうか?例えば、正確に質問に答えようとするのではなく、相手をどういう気持ちにさせるかという事を優先する。男性との交際の世間話では答えは何だって良いのです。例えば、ご飯が好きですか?パンが好きですか?という男性からの質問には、真剣に「パンが好きかご飯が好きか、正確に答えなきゃ」と思う必要はありません。結婚後に実はご飯のほうが好きだった判明しても、「えへへ、あの時はあなたが素敵すぎて緊張して咄嗟にパンって答えたの」でも良いのです。なので答え方の例としては「パンですかね(笑)、美味しいですよね〜。今度一緒に◯駅にあるパンカフェ行きませんか?そこのパン美味しいんです」と笑顔で答えたなら、きっと相手も楽しい気分になり「僕もパン大好きです。美味しいですよね〜。是非ご一緒しましょう」という共感の答えが返ってくるでしょう。仕事場と違って、交際の場ではワルツに調べのように居心地良さを心がけると良いですよ」とアドバイスをしました。ご両親とも北海道では小学校の先生だったということもあり、心根はとても誠実で優しいミホさんなので会話の使い方ひとつで飛躍的に向上して行きました。
②真剣交際前に「ご馳走が当たり前」(相手の立場の考慮問題)
お見合いから交際が成立しても、真剣交際までは「お知り合い」という関係です。まだお互いが好きかどうか分からない状態で「ご馳走してもらうこと」で自分への貢献度を測り、結婚するかどうかを決めるという女性は敬遠されてしまいます。条件が良く、モテる男性ほど敬遠します。つまり女性が理想とする相手とはご縁がなくなる原因になります。男性会員様は口々に「お金の問題ではなく、マナーの問題に思います。」といいます。例えば男性会員のKさん(38才)は170㌢のスラッとしたイケメンの男性会員さん。当時たくさんの申込みが来ていたので、月に平均4〜5人とお見合いをしていました。その中で「奢ってもらうことがステータス」風の女性と解ると百年の恋も一瞬にして冷めたように「交際終了でお願いします」との連絡が来ました。「自分と真剣交際になることが決まったら、いくらでもご馳走したいと思いますし、結婚後も自分が多めに生活費を出して、子供ができた時は子育てに専念して欲しいと積立もしています。けれどまだお会いして間もない相手から「今自分がご馳走することで将来のバロメーターかのように試すような相手は嫌だなと思ってしまいます」とのことでした。確かにKさんの言い分は男性を代表する気持ちでしょう。真剣交際になってもいないのに高級レストランを期待したり、支払いも当たり前という女性は、ケチな気持ちからではなく、相手女性が男性の立場の考慮がないと判断して交際を終了したくなるのでしょう。女性も仕事をするのが当たり前の時代で、同世代婚を希望しているのであれば、賢い女性なら「自分が毎回奢っていたらどういう気持になるかな」と、相手の気持ちや立場を考えることができると思います。そういう女性には男性が「この人と結婚したい」と、実際はかなりの男性がそう思います。相手の立場を考えられる女性は、思い遣りのある女性とみなされて、男性が結婚したくなるでしょう。ご馳走問題は人間性が如実に見えるバロメーターなのでしょう。
③自立心に欠けていて相手への理想・要望が多い(覚悟がないため相手の依存度が高い問題)
結婚相談所に入会しても、「明日にでも結婚したい」という気持ちでない方もいることでしょう。結婚相談所で経験と学習を積みながら進めたいという方でも問題ないと私は思います。ただ、結婚に関して異常にハードルの高さを感じている女性は問題です。男性から交際終了を伝えられることが多く、なかなか結婚には至ることができません。カナさん34才は実家から10分ほどのところに住んでいました。両親ととても仲良しです。婚活歴は他2社を経験し3年ほどの経験があります。30才のころから開始したので、当初はお見合いがたくさん組めたとのことです。しかし、これといった人には出逢っていないとのことですが、お見合い件数は累計で50件はゆうに越えているそうです。婚活を開始して見えてきた原因は、実は精神的な自立ができていないということでした。両親から「結婚早くしたら」というプレッシャーがあり婚活をしているものの、実際は結婚に漠然とした不安があり、心の中ではいつも「相手が好きです、結婚してください!」とグイグイ来てくれたら結婚するかもしれない、という程度のものでした。しかし30代の結婚はそう甘くはありません。男性も30代になると若い時のように「好きになったら一直線」ということがなくなります。そのため、女性の本気度がないと平行線のまま交際終了になります。またカナさんはそれに輪をかけて、予定が多い女性でした。「歯医者、パン教室、女子会、両親との約束」など。そのため交際初期段階で「結婚に真剣味がない」「LINEを送っても返信が1〜2日おき(当日ではない)」「スケジュールがなかなか合わない」「自分からはLINEせず、いつも受け身」など、様々な理由で交際終了になっていました。また、面談ごとに聞くカナさんの男性への要望がとても多く、『年収・勤務先・学歴』など、どれもカナさんよりも上回った条件ばかりです。
その状況から客観的に見えたものは、『カナさんは結婚の覚悟がない』という事でした。漫然と婚活をしていても、「ある日 白馬の王子様が現れて是非結婚してください」というストーリーにはならないものです。私はカナさんには、「まずは明日から結婚したいと思える結婚のワクワクするイメージを思い浮かべましょう」とアドバイスをしました。面談の都度、時には電話でフランクにカナさんの結婚の理想を話し合って行きました。誰でも婚活はじっくり考えるものなので、カナさんのようなケースは珍しいことではありません。婚活が一巡した方なら、振り返りと今後の『本物の結婚の魅力の奥深さ』の掘り下げで、自然と次のステージに昇って行きます。婚活の階段を昇っていくごとに、無駄なものが振り落とされ、自分がワクワクする中心核が見えてきたら順調な婚活といえるでしょう。素直なカナさんなので現在は次のステージに向けて上昇中です。きっと具体的に結婚生活が描けたとき、今までは見えていなかったぴったりな相手が現れるでしょう。
まとめ
結婚相談所において、男性から交際を断わられる理由のTOP3は以下です。
①愛想や笑顔がない女性、または女性らしさを感じない女性
②ご馳走が当たり前の女性(お金の問題ではなく、相手の立場の考慮が出来ない女性)
③相手への理想・要望が多く受け身(結婚への不安が大きい、または、覚悟がないため相手の依存度が高い女性)
実は、女性の条件やルックスなど根本的なものではなく、ほんの少しの物事の考え方や行動が影響している場合が殆どです。いつも「良いな」と思った男性から交際終了をされてしまう場合は、拗れずに自己分析することで、あっという間に結婚相手が現れるものです。どれもちょっとした努力で開運していくことが多いので、落ち込む必要なありません。もし他の方法で結果が出ていない方、新たな結婚相談所をご検討の方は是非お気軽に無料面談にお越しください。