結婚相談所で上手くいかない、という30代からのご相談は年々増えています。「このまま続けても時間とお金の無駄になるだけかも」と不安な気持ちになるでしょう。しかし結婚相談所を乗り換えた事で短期で成婚した30代が非常に多いのをご存知ですか?
本記事では乗り換えて結婚した30代のリアルな事例を分かりやすくお伝えします。読み終える頃には、“理想の相手と出逢うための行動の第一歩” が明確になれば幸いです。今の婚活に行き詰まりを感じている30代の方は、ぜひ参考にしてください。

「プロフィールも悪くないのになぜか婚活が上手くいかない」理由は戦略不足!

39才男性Sさんは、以前「会員数多数!◯万人!」というキャッチフレーズの結婚相談所に在籍していました。しかし50人以上とお見合いしても成果に結びつかなかったそうです。その理由は「婚活の振り返り」をせずに活動している戦略不足にありました。プロフィールが高条件なのに初期段階で辞退されるのは、「相性の相違」以外に理由があります。しかし、Sさんは「面談なしコース」だったそうで、相談できず同じ行動をしていました。では大卒・年収780万で外見も悪くないSさんの失敗はどこにあったのでしょう?

結婚相談所で上手く行かなかった原因

Sさんの失敗の原因は<会話>でした。乗り換え直後のお見合いで、先方のフィードバックにより判明しました。Sさんは聞かれた事に正確に返答していました。それが原因でした。もちろんは嘘はNGですが、正確性ばかりを追求した会話は「つまらない人」と思われがちです。仕事場では正確な伝達が重要ですが、男女のコミュニケーションはそうとは限りません。「2人でいる時に相手に心地良い居場所にする事」のが最優先です。例えば「パンとご飯はどちらが好きですか?」という質問には正確性より、笑顔と相手への共感で応えるほうが重要です。Sさんは「思い返せば辞退理由はいつも❝上司と話しているみたい❞でした。」当初は何の事か分からず放置していた問題だったそうです。

お見合い・交際がスムーズになった戦略とは?

Sさんはとても真面目で誠実な方でした。その誠実さを「聞かれたことには正直に答える」という事でアピールをしていました。しかしそれは勘違いだと理解し、新たな戦略を立て直す事になりました。Sさんへ提案した戦略は「聞き上手」になる事です。そこで以下のようなアドバイスをました。
・共感しているつもりでいつしか自分の話題にすり替える事に注意。相手を主役に。
・男性のアナウンサーを手本に『聞き役』の受け答えを観察して取り入れる。
・お見合いは世間話の場ではなく、相手の良いところを引き出して心地良い場にする事。

婚活が上手く行っていなかった男性が成婚になった経過と現在

Sさんとお見合い毎に振り返りをし、自分を磨いて行きました。「以前の結婚相談所で上手くいかない理由は我流すぎだった事ですね。辞退されるはずです。」と苦笑いする事もありました。元来賢いSさんなので驚くほど効果が出ました。すると間もなく5才年下の女性と交際が成立しました。デートも相手の事を第一に考えたプランを提案しました。みなとみらい散歩などのデートでしたが、とても喜ばれたそうです。「ここまで真心を込めてくれて嬉しいです」と女性は感激。入会から8ヶ月、交際4ヶ月で成婚でした。Sさんは振り返りとアドバイスを素直に受け、戦略を変更したことが成婚に繋がりました。時々LINEでお子さんが生まれた事や成長記が送られてきてとても幸せそうな様子です。

「検索だけでは分からなかった本当の理想」担当と一緒の申込みで出逢えた最愛の人

以前の結婚相談所で上手くいかなかったという33才女性Tさん。「条件が高かったのか申込みしても辞退され、結果が出ず疲れてしまいました。」との事でした。婚活サイトは便利な反面、パーティと違って実際合うまで相性が分からない点は不便です。そんな時は担当と一緒に申込む事で思わぬ発見や手法が解り、婚活の遠回りが省けます。また、あまりにも人数が多い検索サイトではライバルが多すぎて自分の良さが埋もれます。そして、結婚したいと思う男性が人気がある方だと辞退が続き疲弊します。そんな時も、こまめに担当に相談して知恵やヒントを得る事でお見合いが成立して効率よく活動ができるでしょう。

お相手検索サイトでランダムに申込みをして失敗していたTさんの気付き

Tさんは節約しながら一人暮らしをし、以前は格安結婚相談所を利用していました。しかし対象外の相手から申込みばかりで、理想の相手とはマッチングしなかったそうです。時々、お見合いが出来ても「何となくフィーリングが合わない」という結果だっだそうです。同じような事象が続き、1年で解約をして結婚相談所を乗り換えました。そこで、Tさんとは<効率よい相手の見つけ方>を解説をしながら一緒に申込みをしました。その時の反応は「申込みのコツ、仲人さんに教えてもらわないと分らないポイントだらけで凄くわかり易いです!」と謎が解けたように安堵の表情を浮かべていました。

結婚相談所で上手くいかなかったもう一つの原因とは?

30代からの女性の婚活で重要なのは「結婚の本質を知っている」という事です。因みに大人数サイトでは難しい「年下」「高年収」との成立は連盟によって可能な場合があります。乗り換えたばかりの頃、Tさんはそのような条件の相手と成立しましたが、上手く行きませんでした。申込みのコツの他、婚活が上手くいかないもう一つの原因は「結婚の本質」を知らない事です。せっかく理想の相手とお見合いができるようになってもこれでは失敗してしまいます。結婚の本質を知ると、結婚観(結婚後の働き方・居住地・経済観念など)も確立します。そして理想の相手が自ずと現れます。

結婚観が曖昧な時にお見合いで起こった事で知る、結婚の本質とは?

Tさんは、「結婚したら横浜市に住んで子供ができたら仕事は多少セーブしたい。」という結婚観でした。しかし実際は高年収の男性とのお見合いではこんな話をされました。「僕は仕事が残業が多いので、◯県に住まないと難しい。そして子供ができても奥さんは正社員のままで家計を支え合いたい」。また年下男性は「家業を継ぐので奥さんは専業主婦になって実家を手伝って欲しい」。条件で選んだ相手の考えている結婚生活に不安が走りました。結婚の本質は「結婚生活が心の安全基地になること」です。そのため、条件や外見よりもまずは「結婚観」が大切な要素になります。

在籍10ヶ月で成婚退会。最終的に選んだお相手とは?

ある時1歳年上の男性とお見合い成立しました。知人相談所なので事前に様子を伺うと「大人しいですが思い遣りの方です」との事。結婚の本質は心の安全基地だと体感してからは「思い遣りがある人」が最優先になっていました。案の定、お見合いは盛上がらず30分で終了。しかし予め好印象だったので交際成立。静かで思い遣りのある彼にどんどん惹かれていき、成婚となりました。結婚後、TさんからこんなLINEがありました。「~(中略)~夫はとても優しく生活費も多めに出してくれ子供を授かったら勿論仕事セーブして構わないと言ってくれて」と、とても幸せそうです。本質を見極めた事で「心の安全基地」の彼と結婚して幸せな生活を送っています。

「お見合いお引き合わせで判明した本当の原因」とは?お見合い現場で気付いた結婚相談所で上手くいかない理由

最近はお見合いお引き合わせをしない結婚相談所も増えていますが、弊社では非常に重要。ちなみに「お引き合わせ」とは、お見合いカフェ入口で自社会員を相手にご紹介することです。仲人は同席はせず、挨拶のみです(時間にして数秒でしょうか)。
ホテルのラウンジ前で若い30代カップルのお見合いお引き合わせをする仲人
この数秒間で、引き合わせしない状態よりも同じ目線でご相談に乗ることが出来ます。この可視化の蓄積により朧げだった上手くいかない理由や具体的好みの理解が出来ます。時には本人が気付けない対応の癖や、本当の理想まで判る事もあります。難しい理想を探している場合を除き、お引き合わせの蓄積によってより良い相手の紹介に繋がります。

結婚相談所で上手くいかない原因解明の鍵は「お見合いお引き合わせ」にあった

Mさん(33歳)は非接触型の結婚相談所で活動して、かなりのお見合いは出来たそうです。しかし、多い時で月8名とお見合いして1年が経過しても結果がでませんでした。しかもMさんの条件はとびきり高いものではありません。「できれば大卒、家事より仕事が好きなので共働き希望、年収より相性」が条件でした。周りからは「その条件なら早めに決まるのでは?」と思われていたそうです。しかし、思いのほか苦戦してました。その原因はお引き合わせで判明しました。Mさんは第一印象の作り方に工夫が必要でした。

一般とお見合いでの第一印象の違いとは?

Mさんは気に入った相手ほど交際には繋がりませんでした。その原因は立ち会った際に判明しました。緊張からか笑顔がないまま挨拶をして無言のままカフェに入り、遠目見てもそのまま無表情です。この場合、男性は「暗い印象」を持ちつつ、場を納めようと頑張って盛り上げます。一方Mさんは「盛り上がった」と勘違いし交際希望するも、相手からは辞退。もし学校や会社なら第一印象が暗くても一緒に過ごすうちに印象が変わります。しかしお見合いは次に繋がるかの判断をしてもらうチャンスは、たった1時間です。それが一般社会とお見合いの違いです。フィーリングの違いだから仕方ないと思わず、自分磨きをすれば道が拓けます。

結婚相談所でのお見合いが上手くいかない時に、第一印象を上げるポイント

Mさんとは下記をレッスンしました。難しく感じる人は担当と練習するのをお薦めします。慣れるとそう難しくはありません。
■待ち合わせ場所では下記がオススメです
・10〜15分前には到着している
・相手を見つけたら笑顔で近づいてご挨拶
・「今日はありがとうございます」と笑顔で会釈
■席へ移動中
・最初の緊張の瞬間なので相手の緊張をほぐす言葉を用意しておくと好感度が増します
(今日は寒いですね、忙しい中ありがとうございます等)
■席についてからの会話のオススメの流れ
・軽い自己紹介(◯◯です。今日はよろしくお願いします)
 ↓
・プロフィールにあった褒めたいポイントの話題
 ↓
・趣味や休日の過ごし方で共通点を見つけて盛り上がる

お見合い立会いで判った本当の理想の相手

時々「媚びているみたいで難しい」となる方もいます。しかしMさんは順応性が高く「お見合い力」が向上して行きました。いつもニコニコ笑顔で、交際成立が多くなりました。また入会して半年立ち会ってきたのでMさんが言葉にできない好みも判ってきました。リーダーシップのある年上よりも、年下が合っています。少し年下の男性中心に申込みをし、その3ヶ月後、2歳年下の男性と成婚になりました。細身でシャイなイケメンさん。2人で力を合わせれば世帯年収も申し分ありません。お見合いお引き合わせは単なる「双方の紹介」や「ご挨拶」ではないのです。会員様の理想を知る大切な機会であり、二人三脚で相手を探す重要な手がかりになります。

結婚相談所で上手くいかない時に乗り換えて成功した事例まとめ

結婚相談所選びで大切なのは、登録者数ではありません。現在どの連盟でもかなり大人数なので、30代はどこでも充分なお見合いが組めます。また初期費用も高額なら手厚い訳でなく、自信がないと初期費用を高くする場合があります。一方で成功報酬型の結婚相談所はお世話に自信があり良心的です。そして最も大切なのは、どれだけ寄り添ってくれるかです。もし頑張っても結果がでない場合は努力不足でなく、サポートが合ってないかもしれません。
サポート重視の結婚相談所をお探しでしたら、お気軽にご相談ください。初回無料で、お客様に合わせてオンライン、対面どちらでも可能です。下記フォームからご予約ください。

文:横浜結婚STORY代表カウンセラー 兼 日本仲人連盟社長室マネージャー土橋知子