一昨年2月に横浜結婚STORYのHPより問い合わせで入会したTさん(当時44才)の婚活体験のストーリー。

Tさんは結婚相談所は2軒目。1軒目は43才の時に、同級生の男友達の結婚式2次会で「結婚相談所で出会って結婚した」という話を聞いて「自分も試してみよう」と、ネットで調べた大手結婚相談所に入会したそうです。

「当時は、“自分はとうとう結婚相談所で活動する事になってしまった”という敗北感を心のどこかで感じて、照れもあり熱心には活動できていなかったです」
自分からは申込みをせず、申込みが来ても35才以下でないとプロフィールも確認しなかったとういうTさん。

Tさんが真面目に婚活したらこうなった

「婚活前は、“自分が本腰を入れたら、きっといつか結婚できるだろう”と、深く考えることもなく楽天的でした。けれど開始したら、好みの相手からも申込みもなく、1度だけ申し込んで来た相手とお見合いしましたが、疲弊してしまいました。申込みもハードルが高く感じて、次第にログインすることもなくなり退会しました。

さて、そんな彼が改めて登録したところ、1週間で結果は下記になりました(本人に了解を得ての掲載です)
①申し込まれた総数 26件。うち、30代1件 40〜45才19件 45以上6件。

しかし、当初はお見合いしたい相手がいないということで、2週間目からは彼が申し込んでみることに。

1ヶ月後、その結果は
②申し込んだ総数 40件。うち20代4件 30代26件。 承認は0件。
ほぼ、「写真の印象」「年齢」が辞退理由でした。

上記①②の結果では、せっかく結婚相談所に入っても勿体ない時間を過ごしていることになります。

そこで弊社の人脈から35才〜39才まで5件を提案。2ヶ月かけてお見合いをしてみました。
しかし、結果は全て交際に発展せず。お互いにお断りが1件、他4件は全て女性からのお断りでした。

女性からのお断りの理由は
・上司のようで、恋愛結婚のイメージが沸かなかった
・スーツがダサかった
・会話がつまらない

中途半端に活動していたので惨憺たる結果でした。が、Tさんは婚活疲れをしたり、拗れずに よくここで踏みとどまったなと思います。

この事態の解消方法

結婚相談所に入会して1〜3ヶ月目は、素の状態で活動されるので誰しもが通る結果です。少し痛みは伴うものの、次に活かせば良いことです。現状を把握して、磨きをかけていけば、次第に相手とのコミュニケーション方法や女性への対応のコツが分かって、ここからが婚活の面白いところなのですが、Tさんは変わって行きました。

Tさんは立ち位置を把握して素直に実践する柔軟性があったのでかなり速いスピードでブラッシュアップしてゆきました。

・流行りのスーツ型の購入(スーツカンパニー等のリーズナブルなも)
・髪を伸ばして美容室で教わったセットでお見合いに臨む
・以前の相談所での写真を使用していたので取り直す(ヘアメイク付きで1万円くらいのところ)
・会話のブラッシュアップ(会話をリードしようとする癖があるので、上司感がでてしまう。コミュニケーションの心構えから再考)

半年後、ちょっとした努力によってお申込みも増え、他結婚相談所さんへの推薦もしやすくなり、好みの相手とお見合いできるようになりました。

Tさんは
「以前は、こういった努力を敬遠していました、結婚できたとしても偽物の自分のような気がしたからです。けれど色々考えるの止めました。どうしても結婚したいので」
と順調な再スタートでした。

Before/Afterの違いの分かるエピソード

こうして写真を取り直して再登録したところ、以前申込みをして断られた38才女性の相談室から連絡が入りました。

以前はお断りの理由が「知性が感じられない」ということでした。

しかし

今回は「こちらの女性会員が、 “こういう賢そうな男性と是非お会いしたい” と言っているので、お見合いお願いできませんか〜?」との事。
(以前女性が断ったTさんと同一人物とは判らなかった様です)

外見を少し変えただけで、相手からの印象は180度も変わってしまいました。

もちろんTさんは
「髪型と服装は変えましたが、知性は変わってないので(苦笑)」と、
今度は彼がお断りしました。

結果

結局、41才の美人な女性からの申込みがあり、交際3ヶ月で昨年秋45才の時に成婚退会してゆきました。

「恋愛結婚というより、パートナーという感じです。寛容で思い遣りのある彼女といるとホッとします。子供を作るのは自然の流れに任せて、お互いが楽しめれば良いなと思います」

当初は真面目に婚活していなかったのでトータルでは他の方よりもお見合い数は少ないかもしれませんが、それでも様々なタイプの女性にお会いしました。

・プロフィールに「優しい女性です」と書いてありましたが、実際お会いしてみると挨拶の時から不機嫌そうで、話題作りに気を遣って疲れたというお見合い

・二人で笑顔で頑張って話しても、一向に話が盛り上がらず、「努力してもご縁がない」という事にTさんが気づいたというお見合い

・初対面で “年収が高い男性との結婚を望んで相談所に入会しました” と言われ、ドン引きしたお見合い(彼女はお見合いが初めてで無邪気だったようです。。)

・お見合い後に、お見合いをしたカフェラウンジに傘の忘れ物を取りに戻ったところ、さっきまでお見合いしていた相手女性が、別な男性とお見合いしているのを目撃してしまったお見合い

緊張したりがっかりしたり。

「そんなことがあったけれどとても勉強になり、次第に『今度こそは』と、気づいたら恥や外聞も捨てていて、真剣に婚活に向き合ってゆく自分がいました。ここで頑張らないと結婚できなくなる、と諦めませんでした」

それからです。

まもなくM子さん(今の奥様)とお見合いしました。交際になって間もなく、“こんな自分を受け入れてくれたのはM子さんだけだ”と決心して想いを伝え、そこからはトントン拍子に親の挨拶や新居の事などが決まって行きました。

結婚が決まって一番嬉しかったことは?

成婚手続きに事務所にお越しになったTさんに、そう尋ねると

「もう婚活しなくて良いということです(笑)」

そして

「今から思えば婚活は苦しいときもあり、希望を持たないと持続できることではありませんでした。苦しかったけれど、努力が実を結んで結果が出た事が何より嬉しいです」と感想を語っていました。

男性も40代中盤からは厳しくなるのですが、前向きに変化してゆけば必ず結婚に至ります。横浜結婚STORYを卒業して、今もTさんはとても幸せです。