全国の結婚相談所が集まる連盟の社長室マネージャーとしてお客様からのご相談を長年お受けしていると「お見合いの申込みをしているが中々成立しない」といったご相談も数多くお受けします(驚くことに月に50件以上、100件以上という方も…)。また私の場合はプライベートでも結婚相談所運営しているため、入会のお問合わせ時にもよく受けるご相談です。
お見合いが成立しやすい30代が月に20件以上も申込みをしていて《お見合いが成立するのが1件あるいは0件》というのは、サポートがしっかりした結婚相談所ではなかなか起こりにくい現象のため、今回はそのような方に向けて『申込む数が少なくても成立する方法』をお伝えして、皆様の婚活がスムーズになり心の疲れも解消できたらと、心から祈ります。

申込みが少なくても成立する方法4つのステップ

先ずはお見合いお申込の数が10件でもお会いしたい相手に会える4つのステップをお伝えします。

1.プロフィール写真・紹介文のアドバイスをしっかりしてもらう

下記①〜③の手順で素敵なプロフィールにすると後々の婚活がラクです。ランダムに申込みしては辞退の繰り返しも回避できます。
①担当から事前に撮影時の服装のアドバイスを受ける
②専門のスタジオ紹介(同行してもうらうと尚ベスト)
③プロフィール文も担当からアドバイスで『相手に分かりやすい文』にする(掲載後の反応でアップデートする)

2.担当と一緒に申込みをする

婚活開始は①〜②が一般的な手順ですが、最終的に③の「担当と一緒に申込む」と、成立するコツ・ウラ技が分かる為に申込み数が少なくても成立し易くなります。このサービスがある相談所ならお勧めの方法です。
①申込みを受けた相手の中から選ぶ
②申込み頂いた中で該当する方がいなければ自ら申込む
③上記の手順を1〜2ヶ月しても上手く行かない場合、担当と一緒に解説してもらいながら申込みをしてみる

3.お見合い引き合わせをしてもらう

お見合いに担当と同行してもらうと、一緒に相手を見ることになるため、言葉で説明できない相手の様子を感じ取ってもらうことが出来ます。結果、担当は会員様の好みの可視化が出来て理解が深まり、的確に申込みの方向性をアドバイスしやすくなるので、孤独にランダムに申込みするよりも、数少ない申込みで好みの相手とのお見合い成立がしやすくなります。

4.紹介してもらう

個別にご紹介をしてもらいましょう。お見合いお引き合わせや、対面・LINE・電話などの面談を重ねた結果、担当は本当の理想を理解できるようになる為、ご紹介しやすくなります。結婚相談所のヨコの繋がりからの紹介が出来る可能性があります。但し相談所によっては『有料』または『プロフィール詳細不明の無料紹介(年収や年齢非公開の紹介)』などの結婚相談所もありますので、後々トラブルにならないように入会前の面談時に確認しておくことをお薦めします。

多くのお見合い申込みをして成立しなかった人の特徴と成立しなかった理由

特に条件が悪いという方という訳ではなく、平均的な30代で、時には平均以上に条件が良い方もご相談にお越しになります。そして真摯に婚活に向き合っているというのも特徴です。お見合いが成立しない事で卑下する必要はなく、また「なんで自分ばかりが」と落ち込まなくて大丈夫です。
実際は、30代であればよっぽどの事を除いて、お見合いを申込む件数が例え『10件/月』と今までより少なかったとしても論理を理解できてコツの吸収が早い方は成立します。御本人の実力にもよりますが、お見合いしたい相手とお見合いはできています。
では、なぜお見合い申込み件数が20件以上でも、『成立が1件 もしくは 0件』となる方がいるのでしょうか?実際にあった相談内容をまとめると下記になります。

●面談が無い結婚相談所または、面談なしの料金プランで入会。その相談所のマニュアル(または最初のレクチャー)通りに少しでも良いと思った相手に月に上限いっぱいまでランダムに申込みをしていた
●成立しない事を担当に相談したら「理想が高いので年齢の幅を広げましょう」と言われたが、具体的にどの相手に申込みしたら良いかのアドバイスは無く、自分としては「会いたくない相手に申込みはしたくない」という気持ちなのでそれ以降は相談せず、今まで通り我流で申込みをして行くしかなかった
●予め個別面談がないことを承知の上で『格安大手結婚相談所』に入会し、YoutubeやSNSで勉強をして「理想の相手へ月に50件を目標」と頑張っていたが相手からは辞退続きだった。お見合いを受けてもらうことがこんなに難しいとは思わなかった
●入会面談で「検索データベースが数万人いるのでご自身で毎月申込みをしていれば確率論的に成立します」と言う主旨の説明をされて、入会後もそのイメージのまま申込みを続けていたが思うような人とはマッチングはなかった

自ら面談が無くても大丈夫だと面談なしのコースを選択していたり、カスタマイズされた面談がない結婚相談所だと、結婚をした経験がない30代には「誰に申込みをして良いか分らない」という過酷な婚活になる場合もあります。そして結果『婚活疲れ』を引き起こす人もいます。それだけでなく貴重な時間やお金を無駄に費やす事になりかねません。リーズナブルでいつでも親切に個別相談を受けてもらえる結婚相談所はたくさんあります。(個人結婚相談所に多いでしょう)
婚活疲れを起こさないよう、理想の相手に会うためには、『10件ずつ』『担当と一緒に申込み』をすることを推奨します。10件も申込みをすれば30代であれば2名、成立率が高い方で5名成立する方もいます。そのため一度に20件以上、ましてや50件〜100件の申込みをする実際の話を聞く度に、耳を疑います。

カウンセラーの対策法が効かずにお見合いが成立しない人の特徴

これまでの話の一方で、時々残念ながら対策が有効にならず、お見合い成立が難しい方もいるでしょう。
婚活で、あるいはそれ以前の環境の中で自己肯定感が打ち砕かれた経験から、自己受容(自分の悪い面も良い面も受け入れる)ことに混乱をしていて、その状況で婚活をする為ますます迷走をしてしまうのかも知れません。下記はそのような方の特徴です。

【カウンセラーの対処法が有効でない方の特徴】

●自分本位のこだわりがあまりにも強すぎるためか論理的思考が難しい
●年齢・容姿・年収など、ピンポイントの相手にしか申込まない
●自分の内面・外面には向き合えず、相手への理想が高い
●そもそも『結婚』への心の準備ができていない為、申込みにもハードルの高さを感じている

このような方は、ゆっくり、そして焦らないことが大切だと思います。「人は人、自分は自分」と、気持ちをリラックスして気分転換をしながら過ごすことが有効でしょう。会員様の中でもそのような状況なのを次第に気づいて、それからは細かいことを考えないように淡々と活動して、3年後に相性の良い方が現れ成婚した方もいます。また退会した元会員様も数年後の40代で多忙な会社を辞め、精神的にも落ち着いたせいか結婚相談所でない環境で知り合った方と結婚した方もいます。

申込みが少数精鋭で成婚した事例

都内在住の34才女性Aさんから問い合わせがあり入会面談をしました。礼儀正しい女性で、以前は大手結婚相談所に所属していました。
相談内容は「実はある結婚相談所に1年在籍していました。上級コースで月に30件の申込みができます。上限まで申込みをして成立するのがだいたい多い時で2〜3名です。お見合いしても思っていた男性とは違っていて、自分の申込み方に問題があるのかな?と、今では申込みをするのがしんどい気持ちです。なので誰かのアドバイスを貰いながら申込みをしたいと思っています」との事でした。
大手結婚相談所でサクサクと結婚する方もいますが、Aさんの場合は公務員一家という環境で育ったので、ある程度の学歴・職業の方を希望していたのが難しい原因でした。申込みをしても9割が辞退で、成立した相手とお会いしても<話が続かない><結婚したいとまでは気持ちが盛り上がらない><話が弾んだとしても先方から辞退される>などが続き「どういう人に申込みしたら良いのかが全く分らない状態になったとのことでした。また今の時代は、年収が高くても年齢が離れている男性を女性が敬遠するために、年齢が近い男性が希望ということも原因の一つなのかも知れません。「今まで所属していた結婚相談所のサイトでは同世代や年下は成立できませんでした」とAさんは言っていました。
そこで先ずはAさんにお気に入りに10名ほど登録をして頂きました。その中の方々について解説をして申込みを精査・調整してからお申込みを5名、私からの提案3名に申込みをしました。お見合いが4名成立して交際になったのが3名でした。翌月は登録されている会員のみ参加が出来る、会員制婚活パーティに一緒に参加しました。27才〜39才までの男性女性の会員様が集まった連盟本部主催のパーティでした。プロフィールと実際のイメージが良くも悪くも違う方がいて、マッチングはしなかったものの「とても勉強になった」とAさんは帰り道で話していました。
このような状況で何かを感じ取ったのか、入会当初会員システムの「お気に入り」には、いわゆるキラキラしたプロフィールの相手ばかりでしたが、プロなら判る穴場の「本物の素敵」な相手に申込みをするようになりました。その甲斐あって入会から2ヶ月後にお見合いが成立した同じ年齢の大学院修了の男性と交際→3ヶ月後にプロポーズを受け成婚退会になりました。「交際当初は、お互い控えめで会話が続かないところもありましたが、それでも優しく上品な男性なのでお会いする度に好印象になって毎回会うのが楽しみになって、知らない間にかなり惹かれていました。」とのことで素敵なご縁になりました。成婚祝いでご挨拶した彼はシャイですが、とても良い旦那様になるような居心地の良さを感じる方でした。

まとめ

結婚相談所で30代が『お見合い申込み件数』が少なくても成立する方法は次の4つのステップで解消できる可能性が高いでしょう。
1.プロフィール写真・紹介文のアドバイスをしっかりしてもらう
2.自分で申込みを試して上手くいかない場合は担当と一緒に申込みをする
3.お見合い引合せに同行してもらう
4.担当から紹介してもらう(無料紹介か、またプロフィール内容全て記載があるご紹介かは入会前に要確認)

また、30代で多くのお見合い申込みをしても成立しない方の多くは、真面目で平均的(もしくは平均以上)で真摯に婚活に向き合っているのが特徴です。プロのサポートによって申込み人数が少なくても成立する対策が有効に効く可能性があります。なお残念ながらそれでも成立が難しい方もいますが、無理ぜずゆっくりペースで続けるか休会や退会という選択肢もあると思います。

現在他の方法で上手く行っていない方の中で、『プロの個別サポートがある結婚相談所』をご検討の方は無料面談お越しください。

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