結婚相談所に入会して「思っていた様な相手からは申込みが来ない」または「素敵な相手に申込みをしても辞退される」という方は多いのではないでしょうか。その上、中には「ガッカリして3ヶ月で休会or退会しました」と落ち込んでしまう方も相談にお越しになりますが、今日はそんな時の対処法をお伝えいます。

入会してから誰もが通る洗礼のようなもの

入会してからの流れは、どんな人でも以下のような現象になります。

■第1週目・・・対象外の年齢の方、条件や外見が好みでない方から来る
これは、結婚相談所だけのことではなく、世間一般社会(学校や会社など)でも「好きな人からは振り向いてもらえず、好きでない人からは好かれる」という現象と同じ様なものです。新しい会員さんが入会すると、10才も20才も年上の方から『One-Chance狙い!』とばかりにランダムに申込をして来る方がいます。この時点で、「はー( ´Д`)=3いい人から申込がこない…この調子で自分は結婚できるのだろうか?」と少しため息混じりに少し落ち込みます。男性なら「年収かな?」、女性なら「年齢かな?」と考えたりもしますが、「誰でも通る道。アルアルなんだよね」と思って気にしないことです。

■第2週目・・・自分から申込むも、なかなか返事がこない
婚活当初、自分が申込をしても返事がないのは、あなたの人格や魅力を否定されている訳ではありません。だいたいが以下のような理由です。
・たまたま数件のお見合い予定が入っていてこれ以上はスケジュール的に難しい
・既に交際が進んでいて、その相手に集中している
・強い拘りがある(結婚しても幸せになれないケースもあり)
・婚活が上手く行かず、婚活疲れでログインをしていない

しかし、あなたが今30代であれば悩むことはありません。また理想が驚くほど高くなく、謙虚に頑張れる覚悟があるなら40代だって難しいことはないのです。

入会して3週目からが勝負

幅を広げて申込してくれる方や、申込を受けてくれる方に感謝してお見合いをしているなら、安心してください。ここから申込を受けてもらえるようになります。

ただし、①プロフィール写真が笑顔でない・プロが撮影した写真ではない②あまりにも条件が高望み(年齢が8才以上離れている方に申込む、年収が最低でも800万以上が希望、医師や女医など特定の職業希望)という場合は困難を極める事が多いでしょう。

上記の場合以外で、男性は30〜42才くらい、女性は30代初婚であれば、10件中2〜3件は成立します。もし成立しない場合は、担当に相談しましょう。何度でも面談可能で、「一緒に申込をする」や「相手相談所に状況をお伺いする」「好みのタイプでお見合いの可能性が高い方をご紹介してくれる」などのサービスをしているところなら喜んでご相談に乗ります。また、仲人歴が10年以上にもなれば、申込のコツや興味あるお相手で成立しやすい相手が判るので、一緒に申込をすると高い確率で承認になります。(⚠相談所によっては対応していないところもあります)
こうして3週目からお見合いが開始されてゆきます。それでもいい人がいないという場合は下記の対処法もご参照ください。

横浜結婚STORY 結婚相談所にいい人がいないと思った時の対処法

「いい人がいない」という場合の対処法ーその1

前述の、担当に相談して成立をしやすい相手を提案してもらうのが一つの手ですが、

一般的には、『業界を知り尽くした結婚相談所』は、複数の連盟やプラットフォーム(お相手検索サイト)を提供しています。
そのため、別なプラットフォームも開始するのがお薦めです。

例えば、弊社では2つのプラットフォーム(お相手検索サイト)を提供しています。一つは仲人型、もう一つは大手13社と提携したサイトです。そのためとても成立がしやすい。

弊社では、男性なら「自分と気が合う素敵な女性」をご提案して、女性なら「外見がカッコいい年齢が近い人」を提案してゆきます。2つの検索サイトがあれば、このような提案や成立が可能となります。

このように2つのプラットフォーム(お相手検索サイト)があると、30代であればそう苦労もなく5件中2〜3件は成立するでしょう。40代は謙虚にがんばらないと難しい局面もありますが、そうやっていういわゆる「いい人・素敵な人」との出逢いがあります。

こういったサービスは、
①10年以上のベテランで、個人経営、担当する会員数が少人数制
②合計8万人以上の、2つ以上の検索サイトを保有している
③メール問い合わせ対応が素早く種々の対応の小回りが利く

上記の①〜③の結婚相談所であれば、オプションサービス無料で手間暇を厭わず、できる限りのサービスをしてくれるので、「いい人がいない」の解消が早くてお薦めです。

「いい人がいない」という場合の対処法ーその2

「年収と外見と年齢、全て揃っている、ピンと来る方にだけ会いたいです」と、なかなかお会いしない方がいます。しかし実は、これが明暗の分かれ道なのです。

プロフィールが自分が思う完璧な理想でなくても、例え結婚しなかったとしても、写真と違う方が来ても、話が盛り上がらなくても、一期一会を大切にして「ご縁がなかったですが、結婚相談所には色々な方がいますね」と、前向きにお会いしてゆくと、実は『裏側』では他のご縁があなたを訪ねてくるのです。
私の相談所には、お見合いをしたお相手の相談所から「土橋さん、今回のこちらの方とうちの会員さんはご縁がなかったけれど、会員さんがとっても素敵な方だったんです、というので、別な会員さんにお申込み勧めたので宜しくお願いします」というお話になります。

例え、わざわざ上記のように連絡してこない相談所さんでも、コネクトシップのデータマッチング型でも、実はカウンセラーはご紹介に尽力していますので、対応が素敵だった方は、別な会員さんにも紹介したくなるものです。そのため動いている会員さんには申込が増えてゆきます。動けば動くほど増えます。スローペースな会員さんは、それなりに少しずつ、徐々にですが、来ます。しかし、全く動かない人には全く申込がいつまで経ってもこない、ご縁が動かない現象がおこります。

そのため、「いい人がいない」と最初は思っていても、コツコツと気になる方とお見合いを楽しんでゆけば、わらしべ長者のようにご縁が来ます。登録したての時にある「申込バブル」以降もコンスタントに申込が入るようになります。
そのため、結婚相談所では「コツコツ婚活をしている方は最終的に結婚をする」という定説があるのです。

やっぱり「いい人がいない」という場合の対処法ーその3

それでも、婚活が上手く行かない場合は内面の問題なのかもしれません。担当に「結婚したいけれど結婚できない理由は何なのでしょうか」と、一緒に紐解いてゆくことも一つの手です。結婚している人からの、幸せな結婚に必要なものや、不安や疑問に思っている事を聞いて、気付きがあり、原因が取り除かれてあっという間に結婚するという方もいます。もしくは自分は結婚という現実がまだ受け止められないということで気持ちが上向くまで少し休会して鋭気を養うという方もいます。

横浜結婚STORYブログ
結婚相談所でいい人がいないという時の対処法

「いい人がいない」から幸せな結婚をした実例(男性編)

以前、横浜市39才男性Aさんから問い合わせで入会がありました。
「他社で活動していたのですが半年で辞めました。最初にお見合いをしたのは先方から申込みの36才の女性ですが、申込をしてきてくれた割には話題を振っても話が盛り上がらず、それと失礼ですが写真のイメージと違う方なので交際はお断りしました。その他の申込の女性は年齢が40代や好みでない方ばかりなので「いい人がいないな」と辞退しました。その後は30代前半5名に申込をしたのですがことごとく辞退されて、なんだか士気をそがれてログインもしなくなり半年で辞めてから1年くらいは何もせず過ごしていました」しかし、昨年年末に帰省したときに周りからの圧力を感じ、やっぱりこれはマズイなと再び開始することにしそうです。

Aさんは中肉中世で年収600万の社交的な会社員さんです。プロフィール写真撮影を同行し、修正などなしで素敵さが際立つような写真になりました。しかし、お見合いができるようにはなったものの、交際が成立しません。したとしても1回か2回で終わりました。

そうなると次にAさんがすべきは相手への表現やマナーの知識です。おそらく知人や男同士なら楽しいのですが、お見合い用の会話や30代前半女性への対応を知らないご様子でした。
面談ではお見合いマナーやコツを伝授して、さらにはお見合いをしながらケーススタディで疑問への解消やこちらからの「こうしたらもっと素敵に見える」というアドバイスを重ねてマナーも万全になりました。

元が素敵なAさんだったので、少しの改善を施しただけで、お見合い相手に困らなくなりました。お見合いしたことのある相談所から連絡があり「前回はご縁がありませんでしたが、お見合いした女性会員からとても素敵な男性だったと聞いたので、是非で別な女性会員ともお見合いして頂けませんですか」と、例のわらしべ長者になり、入会後3ヶ月はお見合い相手には困らない状態になりました。

間もなく32才の小柄で可愛らしいデパート勤務の元気な女性から逆プロポーズを受け、入会から半年で成婚退会をしてゆきました。アドバイスを素直に受け入れるようなお人柄だったので、一度お見合いした相談所さんから別な会員さんの申込が絶えずに成功した事例でした。

「いい人がいない」から幸せな結婚をした実例(女性編)

35才の女性Mさんは、「以前他社で婚活をしていたのですが、初めてのことだらけで、一つ一つの事に戸惑いながら活動をした結果『いい人がいない』と3ヶ月で退会してしまいました」とで心機一転弊社にて活動を開始しました。

実際に弊社で活動してみると、35才なのでMさんはお見合いに困らず、入会後間もなく条件に当てはまる方と数人とお見合いができました。しかし、お見合いしても双方が辞退、もしくは、交際になっても1回〜2回で交際終了ばかりになっていました。

その理由を、毎回お見合い後の面談でざっくばらんに話しをしているうちに、Mさんは自分でも気付いていなかった根本に次第に気付いてゆきました。「実は自分が結婚をして実家を出る事を怖がっている」という事実をです。

「自分は、一人暮らしの経験もあり、今は実家暮らしですが時々家事はしているので、結婚するのに全く問題ないと思っていました。けれど家事の問題ではなくて、他人と暮らすことを想像すると、面倒で気が重い。その面倒な気持ちを覆せる程にとびきり素敵な人と出会えればハードルを超えられると思ったのです。けれど、若い時のように勢いなんてなくなっていて、そんな人がいない事も判ってきました。」

そして、婚活が思うように進まないもう一つ理由がありました。Mさんは、実家で暮らしているので経済的には安定感に包まれた生活をしています。「今は安心して暮らしているけれど、両親が亡くなったら自分はどうなるのか」という不安が、自分を義務感のような婚活に向かわせました。そして「将来安泰と思わせてくれる相手だと完全に思えないと結婚できない」と心のどこかで思っていました。相手に経済観念、つまり金銭面を依存していました。

これら2つの『他人と住むのが不安』『将来的な経済面の不安』が、相手への期待値を高める結果になって、それが『いい人がいない(結婚するのにピンと来る人がいない)』状況になっていました。

しかし、その2つの思い込みを二人三脚で進めてゆくと、結果的に『30代半ばは経済的には自立した状態で婚活をしないと難しい』という事実をMさんは受け止めることになりました。実は好きな人ができたからです。Mさんと婚活を続けているうちに、近隣の相談所さんからご連絡がありました。「優しい男性が入会して、サイトで検索をしていたら土橋さんの会員さんを気に入ったそうなんですがお見合いどうでしょうか?」との事。Mさんとお見合いに伺った結果、その相手とトントン拍子に交際が開始になりました。お見合いは例え途中で苦戦していてもコツコツと続けるうちに突然ご縁が濃いお相手が現れることがあります。今まで考えてもみなかった相乗以上のお相手です。なぜかちょっと理想と違っていますが、ある意味想像以上のお相手です。あっという間に成婚になりました。

Mさんは成婚の面談でこんな事を言っていました。「私、考えてみたら、結婚したい根本理由が相手に失礼なことでした。もし私が良いと思った人でも、愛ではなく依存や打算やズルさが根底にあると、男性からは透けて見えて誰からも振り向いて貰えなかったんだと思います。自分が逆の立場だったらそんな女性との結婚は嫌です」

Mさんは、他社を含めて累計6年の婚活の中で、「今まで結婚できなかった真実」に気付き、自覚をした途端に幅を広げることに成功し、1つ年下の機械メーカー勤務の男性との結婚してゆきました。営業マンとして優秀な爽やかな方でした。

密かに理想が高かったと気付いたMさんの婚活の振り返り

「私はいつも『ここが、あそこが理想じゃない』そして「年収が1,000万円くらい(せめて800万以上)なら安定した生活ができるかな、そして年齢も近い人がいいな』と、探していました。高年収を希望すると『うんと年上』としかお見合いができない。年上は嫌だし。けれど同世代だと『年収が400万ー500万』。。今の生活水準より上に行きたい私としては年収400万台は考えにくいと思い込んでいたんです。
それでも申込みを続けていると、時々辛うじて条件が合う相手に会える。けれど、それでも自分としては「うーん、、思っていたイメージと違うな…」とお断りするか、その前に相手からお断りされました。自分の妄想の理想の相手が現実に落とし込めなかったんですよね。それでも「諦めずにじっくり探せばワンチャンスあるかもしれない、そういうお相手いるかもしれない」と、現実から目を背けて『チルチルミチルの青い鳥』ような気持ちで婚活をずっと続けていました。」

一人一人お見合いお付添いをしては帰り道でカフェでざっくばらんに話しをしていった結果、Mさんは「人柄が一番大切」と気付いて『条件よりも相性』という意識に変わってゆきました。(これは頭では理解しているつもりでも、なかなか本質に気付ける人は実は少ないのものです)

Mさんは最終的には、愛があってお互いに真面目に働いていれば相手の年収は関係ない。やっぱり愛する人と結婚したい。お金は好きな人といれば作れると思いました。もしかして、うんと年上なら経済的に困らないかもしれない。けれど、お金があっても好きでない人とは一緒に住めない」という結論に達したらスンナリと結婚が出来ました。

横浜結婚STORY
結婚相談所でいい人がいないという時の対処法

結婚した今も、「一度結婚してみたら、自分の拘りは無駄なことが多かったな、と思いました。今は『昔は誰かに幸せにして欲しいな』と思っていることに気付いて。だけど想像してみたら「そういう人生は虚しく成長が止まる。人に頼らずやっぱり働いていたい。そして生活費が折半というのは考えてみたら一人暮らしの時よりもラクになるし、休みの日は一緒に映画や外食できて楽しい。客観的にそれに気付いた瞬間、それを手放すことができました。ただただ一緒にいて楽しい人と過ごす、という事が一番の幸せだと思います。」と、時々LINEで2人のお写真を送ってくれます。きっと後々に2人で足すと安泰すぎるほどの生活を送れる夫婦になると思います。

まとめ

婚活は、コツコツと行動を続けてゆくことで良い結果(とても素敵な人との結婚)になりますが、これは婚活だけでなく仕事でも人生でも同じことが言えるのではないかと思います。

「結婚相談所で婚活をしていてもいい人がいない」という方は、入口で立ち止まっているだけなのかも知れません。

家に籠もって『検索だけしている』『お見合いが難しそうな相手にばかり申込みをしている』という場合は永遠に出逢いえるはずがありません。家でポチポチしてる間にいろんな人に会って、結婚のイメージができたり、実現できる理想が見えてきたりします。

「婚活開始した頃の理想とは180度 違っていましたが、本当に素敵な方と結婚できました」という方は、当初の理想よりももっと素敵なお相手と結婚しています。
全てが理想ではないけれど、「これは譲れない」というものが一つ叶えたら、それが最高に凄いことだった。その上にたくさんのおまけが付いてきたという方も多くいます。

あなたは何を叶えるのでしょうか。それを見つけることが婚活の醍醐味です。婚活は、自分に向き合って相性の合う世界でたった一人の宝物を見つけることなのです。

そうして結婚に成功した方々は、コツコツと行動することにより「表面上の理想」を手放して、「現実に叶う理想」を受け取ったことに成功の秘訣があるのでしょう。