近年では男性に選ばれる女性の基準の変化が見受けられます。結婚相談所の連盟の社長室マネージャーとして全国の会員様や加盟店相談所様からと、加えて個人で運営している結婚相談所で会員様のご相談をお受けしていると、10年前、5年前、3年前と事情は刻々と変化しているのをひしひしと感じます。
婚活をしている女性の中で「お見合いはできるけど、なぜ<自分としては結婚に進みたい>と思った男性からはお断りされてしまうの?」という悩みを抱えている女性もいることでしょう。今回はそんな方に向けて原因と対策をお伝えしたいと思います。結婚相談所で面談時に語られる男性の本音から、男性側は【令和の現代での結婚観】であることが多く、一方で女性は【昭和世代の両親から無意識に受け継いでいる結婚観】という差から、男女間で軋轢が生じているのが見受けられます。20代のモテ期だった頃は相手男性はそこまで気にしていない様子だったのに、30代になると男性も現実的になります。
なので、この違いにいち早くに気づいて向き合った女性から、交際をクリアして早期でベストなパートナーが現れています。今回もこの婚活現場での出来事を綴ったブログが少しでも多くの幸せな結婚ができるカップルが増えるよう心から祈っています。
思った相手とお見合いが成立せず、交際になっても3回目までに断られる女性の特徴
簡潔に言うと『結婚相手に対して要望や理想の結婚観を譲れない女性』です。そして『自分が相手を結婚相手として好ましい思っている事を先に表現したがらない』というのも特徴です。相手男性から言ってきて欲しいと思っているのでモタモタしている印象に見えます。そんな時に男性のことを慕っている気持ちが全面に出ているライバル女性が現れたらあっさりと交際終了を言い渡されてしまいます。
実際、相手から選ばれることよりも自分が選ぶ事を中心にして、相手の気持ちの分析をせずに婚活を数年続け拗らせている女性も多くいます。
最近の実際婚活している男性からお見合いやデートなどでの状況の詳細を聞くと、傷つきたくない世代の風潮か、もっとその傾向が強まっています。男性も表立って相手女性にお断り理由は言わないものなので、女性が認識できないのも意識格差の原因なのでしょう。男性は「小さい男性だと思われたくない、ケチだと誤解されたくない」などの気持ちがあるから、あからさまには言いません。男性からお断りが来ると、理由が曖昧なので女性は原因を分析できずに「きっと年齢や若さだろう」と勝手に捉えて、諦めるか or 外見ばかりに磨きを掛けて根本を変えず同じことを繰り返してしまいます。実際は現実を知ることから改めるのが近道ですが、自分の心のバランスを取るために「他にきっと自分の理想とする人に出会える」と、ワンチャンスある事を信じて、当て所なく婚活を続けて行きます。自分の思いを人に相談するのも勇気がいることですが、結婚相談所に所属している場合は、取り返しがつくうちに信頼できる担当に相談することをお薦めします。
男性の本音
もし「結婚したら男性にはこうして欲しい」という強い要望や期待を心のどこかで持っている女性と交際していたら、男性は相手に悟られない水面下で違和感を持ってどうしても先に進めなくなります。相手女性には面と向かっては言わないものですが、結婚相談所においては男性は本音を語ってくれます。
「女性が理想を追っているので、途中で噛み合わないのを感じます」という理由が大多数です。そういった女性は、たとえ表面上で定期的にデートしたりLINEをやり取りしていても、ご縁がありません。相手そのものというよりも条件で結婚相手として選んでいるので、一方の相手男性に刺さりません。相手そのものではなくバックボーンを見て交際をしている女性は、まるで血が通っていない人と一緒に居るような違和感を感じさせます。男性はその感覚はとても鋭いものです。例えば、女性がある男性に『自分そのものではなく自分の年齢や外見だけで男性から好かれる』と感じるとドン引きするのと同じ様なものです。男性も同じなのです。その根本原因をとことん突き詰めて解消したら相手が現れるものですが、家庭環境などから根深い結婚観がある人は時間がかかる場合もありますので、この場合も担当と面談を重ねて解消することをお薦めします。
またもし、前述のような相手への気遣いや心構えを実践している人でまだ結果がでていない場合なら、間もなく相手が現れることでしょう。お見合いや交際をしている相手に問題があることもあるので、担当にお相手のご紹介などしてもらって解消できる場合があるので相談してみましょう。
理想の相手から結婚したいと思わせる女性の特徴
前述とは逆に思った相手から結婚したいと思わせることのできる女性は「相手男性との人柄や相性」が条件よりも第一優先の方です。
女性は男性よりも防衛本能が強いので最初からそのような気持ちになることはないとは思いますが、しかしご縁の引き寄せ力が高い女性は、交際が始まってから何度お会いしてもいつも笑顔で受け答えも相手に感じよく対応します。
ちなみに婚活拗れてしまっている女性の中でも「え?私そのタイプなんですけど3回目までで交際終了になるんです!」という方もいますが、実は女性は対人能力が元々高いため、初めの頃は笑顔で受け答えできます。問題は、回を重ねて行くうちに細かい要望が見え隠れして行くことです。例えば「お店の選び方」「予約してくれていたか」「ご馳走してくれたか」などちょっとした事が「この人は将来頼れないかも。大切にしてもらえないかも」と、自分(だけ)の未来予想図に反しているとモヤモヤしてお互いに違和感になります。そうなるとアウトです。細かいことに拘りすぎている、もしくは煩悩まみれである事を自覚して改善しなければ難しい婚活を強いられることになりかねません。(あまり好きではない相手でしたら頑張ることもありませんが、先に進みたい男性に対しては丁寧に対応することが必要です。ただ「あまり好きではない」という相手と交際をするのも考えもので、キープしておこうという行為は実は拗れる原因なので注意が必要です)
自然とご縁を引き寄せる女性は煩悩がなく「付き合い易い人だな」と男性に思われます。一緒にいて気を遣わなくて済むので交際続行したい気持ちになります。交際は最初はお茶から始まり、だんだんと長時間いるのが一般的な結婚相談所での交際になりますが、こういった女性はいつも穏やかで場所決めに関してもおおらかでデートもどんな用事より優先するので、前向きさが伝わります。こういう女性と4〜5回もデートを重ねると、男性は気持ちが固まって行きます。
また男性は将来の結婚生活については男性なりに不安を抱えています。そんな時は女性が真剣交際前後に「私も共働きで経済や困難を支え合います。あなたに何かあったら私が幸せにしてあげます」という気持ちが相手に伝わったら、男性は「この女性と結婚したい」と覚悟を決め始めます。「妊娠出産したら家計は支えられないですっ」という女性もいますが、もちろん子供が生まれたら大切な妻への気遣いもしてくれる旦那様と相思相愛になれば良いことなので、そこは安心して大丈夫だと思います。
相手に対する要望が根深くある、よくある理由
多くの場合は育った環境の中(親兄弟姉妹・友達の結婚生活など)で感じたことを、「自分の結婚では◯◯みたいになりたくない、あるいは、見本夫婦のような◯◯をして欲しい」という願望になったことがある人が多いようです。例えば自分の両親は父が稼いで母が専業主婦。それが当たり前だと、幼少期から知らず知らずのうちに擦り込まれて自分の結婚観に影響を及ぼしています。昭和の頃は女性が働き口がなかったため男性1人が稼いで家族を養っていました。しかし平成から令和にかけて男性の結婚観は共稼ぎ希望が100%といっても過言ではありません(専業主婦になって欲しいという男性も一部いますが、自営業や家業を手伝いながらというものなので、これはほぼ共稼ぎと同じ意味になるでしょう)
もし婚活開始したて、または男性が養うものだと信じて疑わない場合は、いち早く、共稼ぎが当たり前だという感覚を身につけることが必要となるでしょう。また兄弟姉妹・友人の結婚生活に対しても「彼ら・彼女らそれの上を行きたい」「その下ではイヤ」という比較の考えがあると婚活が上手くいかない拗れの原因となるので、「自分は自分、私と相手が幸せで仲良ければそれでいい、誰と比べるものでもないし、見栄や自慢のためでも自分以外の誰かに承認を求めるものでもない。自分の幸せの基準は誰かが決めることではなく自分が決めるもの」と自覚しておく必要があるでしょう。恋愛も基本はそうかも知れませんが、特に結婚は『等価交換』なので、一方的な要望を持つと受け止めてくれる相手はいなくなります。婚活は大きな椅子取りゲーム会場にいるようなものです。ドラマや映画の「イカゲーム」「チャーリーとチョコレート工場」のように、欲深く自分のことしか考えないような人は、脱落してしまいます。「私が好きになるために、男性はご馳走しないと!」という考えの女性は美人でも婚活という椅子取りゲームの中で脱落していきます。一緒にいて癒やされて生きるのが楽しくなるような相手選びは、相手との信頼関係が第一です。仲間を大切にする気持ちが良いご縁、幸せな家族を引き寄せます。また令和の時代に合った等価交換は、経済的なものも含まれるのが必須なので、それを心得て婚活するとあっという間に相手が現れるでしょう。
お見合いができても交際が発展しない具体的な原因
それでは、実際に交際が開始して男性から終了を告げられて発展しない原因を具体的に探って行きましょう。
近年男性からよくあるご相談の一つに「ご馳走問題」があります。女性の中には、将来大切にしてくれるかどうかの一つの試金石になっている方もいるでしょう。しかし、この考えが原因で交際終了になっている場合がかなり多いのです。
一般社会での交際であれば既にお互いが「好き」と確認されている状態なので、男性も最初のうちは彼女を大切にしたい、とご馳走して気の利いた女性でしたら途中から割り勘になって→結婚という形に進行して行くのが王道と思います。
一方で、結婚相談所の『交際』は、お互いがまだ本格的に好きになっていない、いわば『知り合い』状態です。恋人でも何でもありません。よく分からないからお会いすることが多く、他の方ともお見合いや知り合いとして交際をしても構わないルールです。
最初のデートはお茶→回を重ねる事にランチやディナーへと発展していきますが、ここで最初から高級ランチ・高級ディナーを要求して、それが「私が交際を継続するかどうかの基準になります」という女性でしたら大変です。高条件の男性ほど、おそらく以後は交際終了になるでしょう。まだ本格的に好きではなく「単なる知り合い」なのです。
2000年代までの結婚相談所は、男性登録人数が9割に対して女性1割でした。その時代は男性が接待をして数少ない女性の気持ちを振り向かせるという風潮で、また男性のほうが圧倒的に年収が高かったためにご馳走が当たり前という時代でもありました。高級ホテルでのお見合い、雰囲気の良いランチ・ディナーをご馳走して『好きになってもらうために男性が努力する』という暗黙の了解のようなものを甘受している男性も多かったように思います。
しかし、近年では女性が6割男性が4割で、女性が多い時代ではある程度の条件の男性はお見合いがたやすく組めてしまいます。他の女性から申込みが来ているため、将来お金のかかる女性はお金持ちほど「奥さんとしてはNG。ご縁がなかった」と感じ、いくら美人でも冷めてしまい他の方とのご縁へと移行していきます。
交際が進んで完全に「お互いが結婚したい」という状態になったらご馳走してもらうなら別ですが、まだ好きかどうかも分からないときにはモヤモヤされることと思います。まして、結婚相談所は他の女性といくらでもお見合いが可能なステージです。ライバルが多い椅子取りゲーム会場で「交際温度や回数に関係なくご馳走が当たり前」という要望を持っていたら脱落してしまいます。(参考記事「エリートや御曹司と結婚した女性の交際術」:https://kekkonstory.com/2021/05/24/dating-knowhow-20210524/)
その他の原因
なお、もし「私は割り勘をしています」という場合で交際が発展しない女性は、別な理由が挙げられます。他の事がデートよりも優先順位が高く次の予定がたたないかリスケが多く「やる気がない」と思われる、あるいは、もしくはそもそも結婚そのものに前向きでない場合です。結婚後に180度生活が変わることに恐怖心を抱いていてそれが目には見えないどこかでご縁を引き寄せられません。
交際になっても途中で相手男性が察知してテンションが下がり交際終了になる場合も多くあります。(結婚相談所に入会していても、結婚の覚悟ができていない女性も多くいます)
このような場合も信頼できる担当に相談して自分の結婚のメリットを改めて整理してモチベーションを上げてみるのも良いと思います。深い相談ができそうもないステージで婚活しているのであれば他に乗り換えてみるか、もしそういう問題でなく「今は時期尚早」と感じている場合は、婚活はお休みして結婚への気持ち高まったら再開するというのも一つの手です。
男性の本音の実例
男性側が本音を語った実際の例です。
他結婚相談所から乗り換えでご入会のSさん(38才男性)は裕福な家で育ったいわゆる条件の高い男性でした。性格は控えめながら男性としてのエスコートが上手な男性でした。
私は入会面談時に「なぜこんなに素敵なプロフィールなのに以前在籍していた結婚相談所では決まらなかったのですか?」と質問しました。すると「お見合いはかなり出来たのですが女性は仮の交際中にも関わらず初回からランチやディナーご馳走されることが当たり前で、けれど僕自身には本当は興味がないのかな?と感じだんだんテンションが下がっていました…そんな女性とのお見合いが続いて退会しました」とのことです。しかし、女性はそんなつもりはなく男性から接待してもらい自信をつけたかったのかも知れません。こういった女性は誤解だったとしても、男性からは「奥さんとしてはちょっと難しい」と敬遠されます。もし「あんなに楽しそうにデートしたのに何故断られたのかしら?」という理由が不明な女性の場合、『相手への気持ちがないのに、ご馳走してもらいたい、引いては結婚した後も経済的に自分の夢を叶えてほしいという気持ちが見え隠れした』と男性側からは思われたという事が多く聞かれます。
また、Sさんは、以前の結婚相談所では、最初のデートがお茶ではなくランチでも大丈夫ですかと尋ねたところ担当からは「男だったらランチやディナー代が掛かってもそれくらいは我慢しなくては」と、お茶はNGだとアドバイスされたそうです。
昔からちゃんとした真っ当なアドバイスができるベテランになると「最初はお茶」〜段階を経て「飲食」というアドバイスが定番です。また女性は2回目辺りから割り勘、もしくは同額相当の映画チケットや次回は自分がお金を出すというのが意中の人と結婚できる王道で、そのアドバイスを素直に受けた女性は直ぐに成婚になるというのは結婚相談所業界ではアルアル話です。
しかし、そうしたくてもSさんとしては「相手に突然、割り勘で良いですか?」ということは切り出しにくいとのことでした。
そんな時、私は結婚相談所の人脈から「割り勘を指導している」という相談所さんに連絡をして割り勘で全く気にしないという女性をご紹介しました。Sさんはすぐに好感を抱いて、真剣交際になった後はきちんとご馳走をしてご両親のご挨拶もホテルラウンジでお相手ご両親にも手厚く対応をして結婚をして行きました。男性が好きになって結婚相手として認めた女性には手厚いのは当たり前のことです。最初から「頂き女子」のような思考の女性に見えて敬遠されます。
Sさんは結婚後はお互いが「相手に何かしてあげたい」と慈しみあって支え合っていける存在の女性と出逢って「自分には勿体ないくらいです」とみなとみらいのとある高級ホテルで豪華な挙式や婚約指輪&結婚指輪をプレゼントしました。
まとめ
昭和や平成とは違い、令和の今は新しい価値観に変革しています。お互いが『一生涯、何があってもお互いが世界一の味方・大親友』という存在で、しかも家計は女性も支えるのが当たり前の価値観になっています。既にそういう結婚観がある女性は素晴らしい相手と出逢えるでしょう。そして何にも代え難い幸せな結婚生活が訪れます。
多くある成功事例をまとめると下記になることが多いです。ご参考までにお伝えします。
■結婚相手に対して理想の結婚観を押し付けない、何も要望しない
■自分が相手を結婚相手として好ましい思っている事を先に表現する
■条件(年収や学歴)から判断せず、思い遣りや人柄の本質を見抜く
■ご馳走が当たり前とは思わず、交際2回目くらいから割り勘にする
■結婚相手に対して、自分側の要望だけでなく相手の要望と等価交換の気持ちを持つ
■『この人と一緒にいたらそれでけで幸せ』という感性を磨く
お見合いができても交際が進展しない女性は、男性側の【令和の現代での結婚観】を理解し、【昭和世代の両親から無意識に受け継いでいる結婚観】に関して、自分自身と向き合って整合性を合わせる事が問題解決策になるでしょう。
専門家へのご相談は下記フォームからお気軽にどうぞ。