結婚カウンセラースクールの設立の理由

結婚業界累計歴は10年を超えますが、近年「結婚カウンセラースクール」を開設して個人レッスンを教え始めたのには理由があります。
それまでは全国の結婚相談所850社と提携企業を含め現在45000人会員が所属するいわば結婚相談所団体の機関中枢で管理職だけをしていた時代がありました。

その様な中で、この「結婚カウンセラースクール」を私が代表となって設立したのにはちょっとしたきっかけがありました。

結婚相談業の楽しさを伝えたい

いつものように団体本部で仕事をしていた時の話。
成婚率の高い、ベテランの相談室長さんからお電話で相談がありました。
「昨年、私の相談所で成婚した元会員さんから結婚相談所を独立開業してみたいという相談がありました」とのこと。

元会員さんが相談室長さんに憧れて成婚後に開業する事例は そう珍しくもありませんが、この方の場合はちょっと違っていました。
この方は実はちょっとしたタレントさんでした。
「周りにモデル系の独身者が多いのですが、かなり個人情報開示にうるさいのです」との事。お見合いは、気に入った相手にお見合い依頼するには顔写真やある程度の職業は明かさないと難しい…。しかも一人であれば何とかなるものの、今後入会が予想される会員様は、全てそのような状況の独身の方。

開業してからマンツーマンで教えて欲しい

「理想が高い」「(会員さんの)仕事柄 個人情報開示は難しい」という結婚相談を引き受けた場合、釣書でお見合いお薦めですが、これには人脈や高度な経験値が必要になるので開業したての結婚相談所には難しい局面があります。

「素人時代は恋愛や結婚の相談にはよく乗っていたのですが仕事となると『こんな時どうしたら良いのかな?』と戸惑います」と言うことで「マンツーマンレッスンで教えて欲しい」というご相談でした。

私が社長室マネージャーを務める加盟団体でも新規加盟店(新規開業者)への研修や勉強会がありますが、講師として新人研修を行う際も 以前から同じような悩みを持つ方は大勢いました。(一握一絡げのグループワークでは解消できな事も数多くありました)

2か月間のレッスン、時にはメール・電話で丹念に極意を教える

結論から言うと、晴れて、この新人の結婚相談所オーナーさんの、知人タレントさんはご要望の年下イケメン男性とラブラブで結婚しました。
途中で数人のお見合いがあり、なかなか的を得た相手とあえないときもありましたが、その様な時は、一緒に相手探しと面談をして二人三脚でコツをお伝えしてゆきました。

とても手のかかるレッスンなのですが、このことがキッカケで『未開業~開業して3年未満の個人相談所』のためにノウハウを提供する「結婚カウンセラースクール」を開設する意志を固めました。
今では団体の垣根を越えてレッスンしています。かなりエネルギーをつぎ込んで細かくお教えするので、月限定2名と、たくさんは募集できませんが、マンツーマンでの育成に楽しさを感じています。

1~3年は具体的な運営ノウハウを教えてもらうことは大切

開業してから、どのような環境、団体があっても「悩む」ことは必須と思います。(「潤沢な資金」や「強大な運営母体会社」があるなら別ですが)

このスクールは、お金をかけずに集客し、高い技術を学んで、お客様に「この相談所で幸せな結婚ができました」と言って頂くように、グループワークでは限界のある、個人悩み解消のための個人レッスンにこだわっています。

起業最初の段階で、躓いて・孤独に陥り・悩んで立ち止まらないように、マンツーマンのリーズナブルな個人レッスンを心がけています。

末永くいつまでも継続して欲しい

団体がどこであるかは関係なく、この業界でご縁があって出逢った結婚相談業の方々には、仲間として歳をとってもいつまでも一緒に仕事をしてゆきたいと思っています。